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私は歯科技工士です。
長くデンチャーを作っています。
篤次朗<とくじろう>が、「いれば」を気ままに語ります。

食べること・話すこと・笑うことは生きること 
                  入歯師 篤次朗          

「今日の歯科ニュース」<医科歯科通信>に連載)
美人を作る隠れた名人

高齢者の義歯による若返りの第一条件は「噛む」こと
唾液を活発に出し適正な栄養を口から取ること
脳が活性化し血流が良くなる。
顔に合った歯の色形の適正な選択、
咬合高径の適度な挙上、
たるんだ頬の肉付(豊頬)により皺の調整、
何よりバランスの良い歯並びなど・・・・
歯科では簡単に回復できる技術であると思う。
上記のことを回復させれば本人の力でどんどん綺麗になり、
肌艶の良くなり、化粧も変わっていく。不思議です。
生きる力になっていく。

私は長年それをしてきた。しかし歯科技工士の宿命か評価されない。
もしかして美人を作る隠れた名人かも・・・・?

健全な人であれば常に28本の歯がなければならないのでは。それが医療ではないのでしょうか。
使えない歯を残すことより人工でも適正な回復をさせなければならないはず。
歯だけにしか意識がなく、義歯のピンクの部分の正常回復が大事だということを忘れている。
発音、摂食、嚥下に大きな影響となる。義歯を知らないとその回復をさせることができない。

歯科のみでなく医療の分野で歯科技工士の活躍の場をバックアップしてほしいものです。
| Dental Design | 11:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
デンチャーの重合収縮

歯科用レジンの重合には必ず重合収縮があります。
以前にもこのブログで書きましたが、20年近く勤めていた歯科医院で重合収縮による影響で口腔内に入らなかったことを経験したことがありません。何故なら同じ方法で同じ材料で重合収縮をコントロールしていたからです。

独立開業してある歯科医院で義歯のセットに立ち合ったときにセット前に痛くもきつくもないのに粘膜調整材を入れ義歯床内面を削り始めたのである。首をかしげて歯科医に尋ねると「重合変形して小さくなっているから調整するのが当たり前だ」と返された。あたりまえなのであるがコントロールをして作っていることを伝えたが「嘘をつくな」と言われ信じて頂けなかった。それは大学の補綴教室の自分の経験(データ)によるものであるそうです。

懲りもせず私は患者さんのことを考え未重合のレジンを提供したくなく、常温レジン系は使用せず、いまだに同じ加熱重合レジンで完全重合方法で製作しているのであるが、技工を30年以上経験して3000症例を超えてきて初めて自分の重合法の実験をしてみた。上下総義歯シリコーン印象に超硬石膏模型と重合用模型を2ケ作り重合完成研磨後に配列時に咬合器に付けた超硬石膏模型に戻した。驚くことにアンダーカットの無い模型に吸いつくように適合し、逆さにしても落ちてこない!咬合器の切歯ピンも挙上してなかった。上下2ケずつ製作したが4ケ共適合した。
義歯の口腔内適合の良し悪しは重合収縮だけが起因ではないということがわかった。
今一度気付いてほしい印象と模型の精度を!

自分の長年の技術が間違っていなかったことに喜びが湧き上がってきた。
その義歯の適合精度はいま検査機関で計測していただく予定になっている。結果が出たらまた掲載しようと思う。
| Dental Design | 01:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
歯科技工士専用白衣

歯科技工士が技工室でTシャツやポロシャツで作業して作業している光景によくであう。
作業するのに気楽でよいのかもしれない。
しかし歯科技工は医療の一部を担う職業である。
顔の見える歯科技工を望むのであれば、医療人として同じ土俵で仕事をするためには歯科技工士用の白衣があってもよいのではないか。
私は院内ラボが長かったおかげで、白衣はドクター用の帽子と白衣を着慣れていた。
仕事のON・OFFができる。
何よりも感染症予防になる。
作業場の塵を技工室から持ち出さないことが原則。
当然切削時に出るレジンや金属の破片は髪までも飛び散る。
平服で仕事をしてそのまま人ごみや電車にも乗る、家庭にまで入り込むことになる。
自分は良いが人の迷惑にならないか。
自宅で開業するときに歯科技工士用の白衣を探したが見つからず、メーカーにお願いをして自分専用の歯科技工に適した白衣を作っていただいた。
立ち座りのよい、塵の付きにくいデザインにした。縫製やデザインがよかったので、12〜13年使用したが不自由はしていない。
最近立ち合いが多くなり、取り外しが簡単な研磨時に汚れを防ぐエプロンと技工の作業着の上に着るドクタージャケットを作っていただいた。
メーカーにお聞きしたところ、歯科技工士の白衣は需要が少なく、代用品で間に合わせている状況だそうです。
歯科技工士は医療人としての意識向上にまず白衣から始めませんか?
| Dental Design | 01:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
義歯の意識革命?
こんな義歯はいかが?

義歯を毎日使う側の患者さんの気持ちとして、私は「入れ歯」ではありません!と言いたいけれど,日常洗浄液につける、夜はずしてコップの中に入れるなど、他の人には見られたくないものである。
私も長年義歯使用者である。たとえば食事をした後、義歯を清掃したいと思うときは洗面所などで気楽に洗いたいが、自宅ならよいが、レストランや会社などの洗面所では他人の目が気になります。作る側の発想で考えるとリアルで生体に調和した歯肉色であるべきと思うが、使う側にすれば口腔内では意識が少ないがはずして手にとると幻滅感があり人の目を意識してしまう。
私はいつどこででも他の人の目は気にせず洗っています。なぜならば他人が見てクリアーにした義歯は何を洗っているかは気が付きません。そんな患者側の気持ちも重要なファクターであり、常識ではなく義歯への意識革命になるのではないでしょうか。
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| Dental Design | 01:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
石膏模型の裏側
歯科技工士にとって石膏模型は命である。
患者さんの口腔内の形を印象して石膏で形を再現する。
その上に補綴物(義歯など)を作るのが歯科技工士の業である。
その石膏模型は正確な印象が取れて、正確な石膏を注入されて初めて正確な補綴物ができる。

あたりまえの話ではあるが、模型にぴったりの補綴物を求められる。が・・・・模型にぴったりの補綴物が、患者さんの口腔内に入らないことはよくある話である。
なぜ?・・・・正確な印象?石膏の流し方?石膏の種類?・・・歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士・・・追求すれば誰にでも責任はあるが、多くが歯科技工士に影響が出るのはそこに費やす時間と労力が負担となり、代償が大きい。

先日、「解剖学を知ることで模型を読める」講演会を聴きに行った。
多くの若い歯科技工士が熱心に講習していた。
歯科技工士にとって「患者さんへの思いやり」に繋がる知識であり「生体への意識を深める」ことが重要であると思う。
石膏模型は石膏であり生体とは違う。石膏模型の裏側には血も神経も流れているし、骨があり筋肉がある。柔らかいところ硬いところがありその上で機能するものを作るためには、解剖学は歯科技工士にとって基本知識であり、知らないといつまでたっても模型にぴったりだから、患者さんにぴったりなのだという錯覚に陥る。必要に応じて「避ける」「交わす」「伸ばす」「加える」・・・ができて初めて模型にぴったりの意味が完成されるのだと思う。
もう一つ加えると、模型から伝わらない「痛み」「辛さ」「苦しみ」「期待」「希望」・・・・などがあることを知らなければならない。
| Dental Design | 10:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
チーム歯科医療?
先日、歯科医師会主催のチーム歯科医療に関する講演会に演者として参加した。
講演内容は歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士、3者間のコミュニケーションを歯科医院の中で患者さんの来院に始まり受付応対、歯科医師の問診、診査診断、治療に進む過程において、補綴に関わるところでは歯科技工士の関与があるものの院外技工が主流の昨今、歯科技工所ではそこまでの状況は手に入らない。よって患者さんの主訴や要望が伝わらないことが見受けられる。確かに患者さんや歯科医師の個人的情報の伝達は難しく、判断基準もなく歯科医師個人の判断で作業模型と共に歯科技工指示書に最低限度の「メモ」程度のものが届けられる。どんなにベテランの歯科技工士でも、患者さんの希望に沿う補綴物が出来にくい状況ではないでしょうか。
院内技工の形態で、患者さんを囲むコミュニケーションサークルによる取り組みが望まれる。特に審美や義歯の形態などは、遠隔地での対応は患者さんの温度が伝わらない。昨今では、画像送受信による取り組みも聞かれるが十分ではないと思える。患者さんを知らないで模型上で満足するなどあり得ないし患者のQOL向上には程遠い。
歯科医師の指示の下に進行するのではあるが、技工の分業や技術、材料の進化に伴う対応は、専門歯科技工士や専門歯科衛生士の意見等に耳を傾け自身の技量やテクニックのバランスが重要ではないでしょうか。共に成長する取り組みが患者さんのQOLを支えるチーム歯科医療では・・・・
今回の講演会はどういうインフォメーションをされたのか分からないが、歯科衛生士の方は多く参加されていたが、歯科技工士の参加が無かったことに、チーム歯科医療の意義をもう少し考えなければならないと思う。歯科技工士も患者さんのQOL向上のために「チーム歯科医療」を考える必要があると思う。患者さんの喜怒哀楽を知ることで、仕事の責任感、満足感が「やりがい」に繋がる。
あるべき姿としては、業として「チーム歯科医療」の一環として働く以上、正当な対価を要求すべきであるが、そこをどこまで考えているのだろうか。理想だけが先行するのは医療ではないと思う。
| Dental Design | 10:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
入れ歯の色
手で持つ義歯の微妙なピンク色、我々歯科技工士であればあたりまえの色。
しかし初めて義歯を入れる人にとっては、「残酷な入れ歯色」になるらしい。
私自身も若かりし頃より、義歯を使用しているが、初めて義歯を口から取り出し、じっくり見ると、若いのに老人感覚を覚えた記憶がある。
口の中にあればどんなにリアルでも生体に調和していれば、自分の視覚に入らないことで気にならないし、またリアルでないと物と化してしまう。他人から「入れ歯」とわかってしまう。微妙な心理が働く。
ピンク色の部分は専門的に考えると、口腔内の生体の喪失してしまったところを回復するためには絶対に必要な部分であるが、色に関して無頓着な人が多くいるような気がする。
以前よりクリアー(透明)を併用しているが、前歯部のクリアーは黒く見えてしまうので、歯肉色でカバーしないと生体に調和しない。しかし現状として歯の色は正確にシェードテイキングするが義歯床の色はシェードテイキングされない傾向である。
デンチャーカラーリングがリアルさを表現するために用いられるが、私も数ケース使用してみたが、即重のレジンであったため変色が早く再生になってしまった経緯があるが、現在は良いものがあるのだろうか。難しいのは患者さんから調和したシェードテイキングと表現するテクニックが必要とされる。最低限、歯肉の色を的確に得ることが基本であると思う。
些細なことではあるが患者さんを“たかが色”で義歯への嫌悪感を与えてはならないと思う。
逆に医療的ではないが、遊び感覚で矯正などに用いるパステルカラーなどもこれから選択されるようになるのであろうか。
| Dental Design | 11:48 | comments(6) | trackbacks(0) | - | - |
入れ歯の形
十人十色、人それぞれ色が違う。
義歯の形も皆違う。
ずいぶん以前の話ではあるが、友達の母親がガンで余命が短いという。
「痩せて食べ物がおいしくなく覇気がない」
「どうしたら元気になるのか」と悩み、
最近歯科医院に通っているのだが、義歯の状態が良くないという。
ある日その義歯を持ってきた。
私は職業上、義歯をたくさん作っているが、どう見ても形が違う。
知り合いの歯科医に義歯の印象をお願いして採って合わせたら、
どうしたらこの形になるか不思議なくらい小さいし、
「義歯の形」をしていない。
その模型で修理をして歯科医に調整をしていただいた。
友達が言うに、その義歯を使ってからみるみる元気になり、
食べられることで元気になり余命3か月と言われ入院していたが、
退院して自宅で過ごすまで元気になったと感謝された。
友達は「魔法の入れ歯」と言っていたが、そんな訳はなく、
生体の形にあった条件を回復しただけの話で難しいことはしていない。
義歯は義歯の形の判る歯科医に作ってもらいたいと感じた。
あれから1年以上過ぎてから、亡くなられたことを知らされた。
「おいしい物をたくさん食べられ幸せな余生でした。ありがとうございます」とご家族の感謝の言葉をいただいた。
たかが「入れ歯の形」簡単な修理でどれだけの人に感謝されるのだろうか。
| Dental Design | 00:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
歯科技工と感染症
義歯を扱う歯科技工士なら修理は臨床において毎日のようにある仕事である。
レジンはわずかな時間でも口腔内に入っていれば唾液を吸い込む、唾液の中に感染症を引き起こす菌やウィルスが存在していたらと考えると義歯を削りたくない!バキュームで吸引しながら切削してもかなり飛散している。マスクや白衣で対応できるのであろうか。
先日、歯科技工士会主催の「歯科技工士のための感染知識」という講習会を聞きに行った。
元歯科大学教授が体を張って、菌やウィルスの危険性を説明していただいた後、歯科技工士の講師の方が話されたのだが、滅菌・除菌・殺菌・消毒・抗菌・・・・どこにどれだけ何をすることで感染予防になるのが伝わってこない。講師は実際に対策しているのであろうか説明が伝わらない。はたして石膏模型で感染者がいるのだろうか?歯科技工士会が感染予防の講習をするのならば、実際にどれだけの感染者がいてどんな感染症にかかったのか、データを教えてほしいものだ。口腔内に長く存在している義歯の話がなかったのは対処法がないから???アルギン印象は流水で2分以上洗う???変形してしまうし・・・水洗は必然と思うが対応策であろうか。石膏中にどこかのメーカーの化学液を入れると良いと言っていたが、危険なのは患者さんが直接触れる、印象・バイト・補綴物・義歯などの対応策を教えていただきたいものだ。ペーハーを変えた強酸性水の有効性や危険であるがグルタードアルデヒドや紫外線などの正しい使い方を教えてほしい。
歯科技工士は精密作業を素手で作業する職業であり、手に傷を作りやすく危険が身近である。現状は自己防衛ではあるがどこまで知識があるのであろうか。
唾液や血液の知識と共に感染症の知識を学ぶ必要がある。
どこで正しい知識を教えていただけるのだろうか?
| Dental Design | 02:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
20年ぶりの再会
以前に勤めていた歯科医院を退社して、15年余り、
別の歯科医院で先生とお話をしていると待合室で待たれていたご婦人に
「もしかして歯科技工士の○○さんではないですか?」と声をかけられた。
「すみません!気がつきませんでした。もしかして△△さんですか?」懐かしく20年たっても変わらぬ容姿にすぐ思い出した。なにより患者さんと対面する機会が少ない歯科技工士の名前と顔を覚えていていただいたことにびっくりした。
患者さんは90歳に手が届こうとしている年齢にもかかわらず、背筋も伸びお元気な様子で「あなたに作っていただいた義歯ですよ」とはずして見せていただいた。
作った当時と変わらず綺麗に20年間大切に使われていたことに感激すると共に自分で作った義歯を自分の知らないところで活躍していることに感動した。
「私が病気もせず健康でいられたのは、毎日おいしく食事が頂けたからですよ」と感謝していただいた。
私の方が嬉しくて「それは良い先生に恵まれ一緒に丁寧に調整してこられたからですね」と付け加えさせていただいた。作る側も使う側も優しく丁寧に扱うことで長く良い状態で生体の一部になっていることを見た気がした。
そして調整後に「100歳まで元気に生きますよ!」と言っていただいた。改めて歯科技工士の仕事の大切さと責任を感じてしまった。
| Dental Design | 18:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |